サン・カルロ劇場正面

サン・カルロ劇場内

 

開演時間より早くサンカルロ劇場に着いたので、目の前のガレリアで、コーヒーとジェラートを食べながら暇つぶしです。午前中に風邪で熱を出してしまったのですが、解熱剤を飲んで一眠りしたら少し気分が良くなったので、やってきました。せっかく2日前にサンカルロ劇場のチケット売場で予約しておいたのですから、行かない訳にはいきません。おりしも雨が降ってきました。しかしこんな無理がたたって旅行の後半は体調をくずし、帰国してからたまっていた仕事を急いで片付けているうちに気管支炎になってしまいました。サンカルロ劇場は最も古いオペラ劇場のひとつだそうで、ふれこみ通り格式がありました。


リゴレットの場面 リゴレットの場面
 

演目はヴェルディの「リゴレット」(Rigoletto)です。最上階しか空いていなかったので、少し見づらかったのですが、そこは見られただけでももうけものです。写真はリゴレット(早く言えばプルチネッラ)の娘ジルダが主人のマントヴァ公爵に恋心を抱くのですが、親のリゴレットがマントヴァの浮気現場を娘に見せてあきらめさせようとする、物語のヤマ場です。オペラを観に来ている人達の半分以上は私のようなオノボリさんが多く何かくだけた雰囲気が漂っていて皆楽しそうでした。

 
出演者のごあいさつ オーケアウトラ
 

舞台が終わって出演者のごあいさつ。中央がリゴレットとその娘ジルダ役の歌手です。右側は楽団員。

 
制服の2人 素敵な女性
 

サンカルロ劇場がオープンするのを劇場前で待っていると制服組の団体が目についたので写真を撮らせてもらいました。また右側の女性は、待合せでしょうか、えらい美人です。イタリア人女性は全体的に太いのですが、彼女は細身で何となく風情がただようので急いでシャッターをきりましたが、ブレました。ところで、彼女は舞台がはねた後、またバッタリ、フニクラの駅で出くわしましたが、彼氏と一緒で幸せそうでした。

 
ガレリアの中 ガレリアの外観
 

サンカルロ劇場の前にあるガレリアには三度ほど立ち寄ってみましたが、にぎわっているという印象は一度もうけたことはありませんでした。高級店も入居しているようですが、さほどはやっているようには見えません。むしろガレリアを出た所の商店街の方が元気です。三階は事務所か住まいになっているのかな? 若い頃立ち寄ったミラノのガレリアの方が派手さがあったような記憶があります。でもこのぐらいゆったりした感じの方が心地よかったです。

 
ガレリアの中のカフェ ガレリアの中で佇むナポリダンディ
   
ガレリアで遊ぶ子供たち 可愛い女の子
 

結構Cafeが多いのでお茶している人をみかけます。右上の写真は、コーヒーを飲んでいたら目の前で五分ほど佇んでいるおじさんが居たんだけど、知り合いの木村サンに似ていたので懐かしくてパチリ。ガレリア内は雨風の心配がないので子供たちのいい遊び場です。右下の女の子はあんまり可愛いかったのでこれまたパチリ。

 
ガレリアで雨宿り ガレリアの正面
 

サンカルロ劇場が開くまで、入り口で待っていて何気なく振り返ると、ガレリアの階段の所で、急な雨をやり過ごしている人たちがたくさんいました。

プルチネッラ|サンカルロ劇場|ボルゲーゼ美術館ポルタルバカポディモンテ美術館

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